子どものいじめと自殺
心の時代だと言われながら子どもの心が病んでいる事件が相次いでいます。
小中高生のいじめや自殺、両親や兄弟を撲殺する事件や放火などが最近ニュースに挙げられています。
共通していることは、近所の人たちによると優しい子でした。そんなに見えなかったそんな驚きです。事件をおこした子ども達は普通の子ども達なのです。
先日、中国でファミコン依存症が社会問題化し、家庭内暴力が発生し刑務所のような更正施設に収容され、叫び狂う子ども達、その姿に悲しさが込上げてきました。同じことが日本でも起きているのではないでしょうか。
原因の一つに情報やメディアの急激な発達があります。メディアとはTV・ファミコン・パソコン・携帯などです。
子ども達が家庭の中で家族と話し合うことが少なくなり、一人ぼっちの遊びが蔓延し、子ども達が孤立しているのは確かです。確かにTVやファミコン、ビデオなどに子守をさせていたしっぺ返しが起こっているようです。
大人たちの社会も便利で面白く、物欲が中心となって人々の価値観や倫理観をも変えていることも確かです。
子どもの時代には物欲に駆り立てる術を学ばせる事ではなく、子どもの心を豊かに育てるべきと分かっているのですが。しかし、小学校ではパソコンで株の取引を体験させていると聞きます。人の生きる道はまだ純粋な子ども時代に学んでこそ心に残るもの。株の取引は単なる商術(テクニック)にすぎないと思います。子どもには生きることの素晴らしさ、そんな心の豊かさの術を学ばせねばと思うのですが。
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