最初のおもちゃは自分の手

 チカチコは火曜日がお休みです。朝から夏萌を預かって下さいとお母さんとお父さんがきました。 あ~~いいよ! ゆっくり遊んでおいで。 妻は夏萌と遊べるとニッコリしかし、私は残念ながら会社に・・・。  昼食に家に帰ってみると夏ちゃんはまだ熟睡・・。遊びたいのに大の字になって寝ているだけ。しかし、寝姿を見ているだけでこちらも幸せに、寝姿をおかずに食事をしていると・・・。 突然・・チュ・ちゅ・チュ音がする。 自分の手を吸っているではないですか。 赤ちゃんの成長はすごい!2ヶ月も経つと自分の意志で反応しているようです。それともお乳を求めての本能かな?。 今までは生きるために備わっていた本能での反応・・・ 唇に触れていたものに吸い付いていた状況から自分の手を吸いだしているのです。 それも自分の手を見ながら吸うのに都合のいい指を選び、吸い付いています。すごい!その行動に感激 その時、お母さん達が帰ってきました。・・・夏ちゃんごめんね! 丁度お乳の時間を見計らって・・母さんも大変だな、いつも赤ちゃんと一心動体なのだ。 赤ちゃんのことが気にかかってゆっくりと出かけることもできない。いつの時代もお母さん達は大変なのですね。 最近、よく笑うし足や手をバタバタと動かし、何か独り言のように言葉にならない声を出しはじめたとのこと。 機嫌が良いのかそれとも意志の表れか。この頃の赤ちゃんは見ているだけでこちらも幸せになります。 指吸いも積極的な好奇心か意志の表れか?   最初のおも…

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子どもに体験させたい自然と現代美術

 東広島現代美術プログラム2012・宇山の自然と作品を再び鑑賞したいと訪れてみました。 谷あいから爽やかな秋風が吹いてきます。一週間も経つとすっかり秋の色、白い蕎麦の花が咲き、田も少し黄金色に色づいています。 宇山はすっかり秋の深まりを感じさせ、私たちを迎えてくれました。 福島氏の透明な牛の作品が蕎麦畑の中に展示されています。透き通った牛の身体にも秋色の風が通り抜け、今年も蕎麦畑に可憐な白い花が咲き、牛が「も~」と喜んでいるように感じます。 白い花が咲く蕎麦畑 透明な牛のオブジェ 作家は福島俊を氏 「風と牛と蕎麦畑と」  透明な牛の身体の中で紙垂が風にゆれています。蕎麦畑に五穀豊穣を願って作家も牛を神と感じ紙垂をされたのでしょう。そういえば先週訪れた「牛神社」がこの近くにありました。この宇山では牛も過酷な農作業の労働力、牛を大切にしながら共に暮らし、神として扱われていたのでしょう。蕎麦の花が咲き、実を付ければもう直ぐ収穫です。作品からその喜びが伝わってきます。     白い蕎麦の花が咲く畑に牛のオブジェが         透明な牛の身体の中に神の魂、紙垂が風にゆれて  再び訪れた目的は安広神社の現代アートでした。息を切らしながら108段の石階段を登ると安広神社の鳥居が現れてきました。一礼をし一呼吸、神社の社は見えませんが鎮守の森に囲まれた苔の境内、どんな神殿に出会えるのか自然と気持が高まってきます。少し歩くと・・・遠くに穏やかな淡い光が降りそそいでいる社が見えて…

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子どものいじめと自殺

 心の時代だと言われながら子どもの心が病んでいる事件が相次いでいます。 小中高生のいじめや自殺、両親や兄弟を撲殺する事件や放火などが最近ニュースに挙げられています。 共通していることは、近所の人たちによると優しい子でした。そんなに見えなかったそんな驚きです。事件をおこした子ども達は普通の子ども達なのです。 先日、中国でファミコン依存症が社会問題化し、家庭内暴力が発生し刑務所のような更正施設に収容され、叫び狂う子ども達、その姿に悲しさが込上げてきました。同じことが日本でも起きているのではないでしょうか。  原因の一つに情報やメディアの急激な発達があります。メディアとはTV・ファミコン・パソコン・携帯などです。 子ども達が家庭の中で家族と話し合うことが少なくなり、一人ぼっちの遊びが蔓延し、子ども達が孤立しているのは確かです。確かにTVやファミコン、ビデオなどに子守をさせていたしっぺ返しが起こっているようです。 大人たちの社会も便利で面白く、物欲が中心となって人々の価値観や倫理観をも変えていることも確かです。 子どもの時代には物欲に駆り立てる術を学ばせる事ではなく、子どもの心を豊かに育てるべきと分かっているのですが。しかし、小学校ではパソコンで株の取引を体験させていると聞きます。人の生きる道はまだ純粋な子ども時代に学んでこそ心に残るもの。株の取引は単なる商術(テクニック)にすぎないと思います。子どもには生きることの素晴らしさ、そんな心の豊かさの術を学ばせねばと思うのですが。 …

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