ひねくれた木

画像 永い眠りについていたブログ、もう立春だよ! 起きねばと思ってもこの寒さ、頭の中はボ~~ット。いつも頭の中には子ども達のことがあるのですが・・・。

 こたつの中で35年前のなつかしいアルバムを見ていると・・・。子ども達の面白い写真を発見。
そういえば、あの頃夢であった山を少し手に入れて、ヒノキを植えたり、畑でイモや野菜を作ったりと毎週山に出かけていたな~~と。しかし、畑のイモはイノシシやモグラたちの餌となって獣を喜ばせていたのです。

 広い山の敷地の中で「ひねくれた木を」発見。その姿に驚き、台風や土石流に痛めつけられ、大変なことがあったのかなと想像はしてみても、この生命力に驚きと感動。じっと見ていると決して「ひねくれた」のではなく、いちずに太陽に向かって伸びるこの木の素直さに驚き、異常な興味と親しみを覚えたものです。
ひねくれた木を喜んで一旦受け入れれば何かに生まれ変わるかも。そう思えばイメージが沸いてきたのです。

家で待っている子ども達に・・・これがそのブランコです。
ひねくれ者は動きも安定しない異常な動きに子ども達は大喜び。

 天然のひねくれ者として役立たず、切り倒せば単なるゴミになるだけ。しかし、一旦人間の心の中に取り込めば自然の手作り遊具となったのです。
最近の遊具は、あらかじめ用意されたものに満ち溢れています。市場化された遊びに囲まれているなかで、私たちの工夫や創作によって豊かな遊びへと変身すればこれほど嬉しいことはありません。
この天然のひねくれ者、それは「生きるために自分に素直な木」です。店長と妹にとってはお気に入りの遊具となって、楽しそうに遊んでいます。

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