私たち大人は次世代を担う子ども達や若者に豊かな社会や環境を残し、伝えることが出来たのかと?・・それを考えると子ども達に申し訳なく、恥ずかしい思いもします。
最近の米国に端を発した金融市場の混乱が社会システムや価値観の崩壊として始まりだしました。
私自身は、やっと変革の時代が来たと喜んではいるのですがしかし、それには経済的な問題や庶民の日常生活での痛みも伴ってしまい複雑な気持ちです。しかし、実体のないマネーゲームで経済も崩壊し、資本主義の理想的なあり方の見直しも始まるでしょうし、欧州や日本などの長い歴史や文化を基盤とした本質思考の哲学や新しい価値観も生まれてくるのではと期待もしています。
世界的グローバルな時代に、子ども達にぜひ残したいもの・・・日本の子ども達が「日本に生れてきて良かった」と思えること・・・それは日本特有の感受性を享受することです。それによって子供たちが自らの感性で個性的に豊かに生きること・・・。それが建築デザイナーとしてのひげじぃの願いなのです。
私たちの先人は「三つ子の魂百まで」と、三歳までの幼児期が人間にとってとっても大切な時期だと後世に伝えています。最近の脳科学や心の問題が科学的に研究され、人間の大脳は三歳までが70%が完成すると医学的に言われています。
そのためにも子どもの心が育つ、もっとも大切な時期に自然と触れ合い、四季を感じる豊かな遊びを子ども達に与えてあげること。それによって日本人独特の豊かな感性が磨かれて行きます。
幼児の豊かな遊びや素晴らしい感動は、子どもの心の栄養となって人間力に大きな影響をもたらします。
子どもは本能的に土や水で遊ぶことが大好きです。土山やドロンコ遊び、自然の中での豊かな遊びから素晴らしい感受性を培いながら心も身体も育って行きます。そのために屋外の庭の役割が大切になります。
庭で十分に遊ばせながら子ども自らの驚きや感動、興味を抱かせながらその遊びを見守ってあげる。そして、遊びに集中させることによって人間としての脳の働きや五感を刺激しながら身体のバランス感覚や病気の免疫力、治癒力なども培っていきます。
そんな環境が整った庭づくりをボランティアとして関わり、「幼児期のための庭づくり」がやっと完成しました。
その庭は園児が10人という小さな無認可の保育園での試みです。
ひげじぃの紹介として・・・
その庭づくりが「広島TSS」の報道番組でドキュメントとして特集されます。
放送は11月26日(水) 夕方6時頃のスーパーニュース TSS31chです。
>>>ひげじい
この記事へのコメント
このみ
にこにこ保育園にほのぼの空気が流れてる
それにのっかって 笑顔が集まり
それにのっかって ほんわか陽だまりとなり
子どもたちが戯れる
土の温もりと 水の流れにふれながら
ここでは そのまんま ありのまんまで遊んでいいんだよ
そう呼びかけているような・・
子どもの思い出を浮かべながら・・・
遠い思い出を浮かべながら・・・
現社会からこの空間に子どもたちが守られてるような感じがします。
ひげじぃ
人間形成には自由な遊びこそ価値がある。
10人の子ども達全てが違う遊びが出来たり、
皆で一緒に協力しての遊びも出来る。
思い思いに納得できるまで遊べる。
是非、子どもの広場に遊びにおいでください。
大人も子どもになれますよ。
遊びが自由であることで子どもの想像力を誘発し、