今からの子育ては何が必要かな~・・・

    具体作品で題名は「自由な魂-2」2023  クリック一つで大抵の物は買えるし人との連絡や出会いも簡単にできるようになりました。 人間特有の思考や創造する行為も今からはAIに任せてしまうのでしょうか?・・AIも急激に進化しながらこの世の情報や私たちの嗜好も解析し、経済に結び付けています。それどころか人間の悩みや感情、そして芸術や音楽なとの感覚や美意識もAIが関わってきています。 人間は創造できる生きモノ、簡単にAIに解析され人間に代わって創造されてしまうのでしょうか。であれば私たちの相棒となるAIを自由に選び、自分の感覚に合ったAIを選ぶことが大切な課題となってきます。人間としての感性や思考、価値観や創造性までがAIによってコントロールされれば、人間放棄の時代が直ぐそこまで来ているように思えてなりません。  ここ最近、日常生活が便利になって無理をしない価値観も台頭してきました。自己中心的になってお金にものを言わせ、機能性や利便性を追求してきました。そこに至る面白さや感動が少なくなってきたようです。 今の時代、関心のあることのみ情報をむさぼり、全体象が見渡せなくなって来ているように思います。それが人間関係や世界観の視野を狭くさせています。現代社会が「混迷の時代」になっていることは確かですが、それが最近「幼児化」して来ているように思います。科学技術や情報が経済に振り回されて混迷し、人間が人間らしく深化してきたのだろうかと思うのです。  過度のネット社会やAIの登場に…

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Chica Chico にオート三輪の「トゥクトゥク」坊やがやってくる !

   幾つになっても小さい頃の思い出や感動は心の宝モノになっています。原爆が投下された復興期のヒロシマ、マッダの三輪バタンコが沢山の荷もっを積んで「でこぼこ道」を騒音と埃を立てながら忙しく働いていました。その様な戦後のヒロシマで生まれ育った一つの記憶の中にマッダの三輪タクシーがあります。チカチコにオート三輪のトゥクトゥクが来ることが待ち遠しく、きっと小さくて可愛い車だろうなと想像していました。当時のマッダの三輪タクシーが福山の自動車時計博物館に展示されていると聞き、待ちきれずその思い出の確認に行ってきました。  受付でマッダの三輪タクシーがありますか? どこ どこ 気持ちはすっかり子ども心に戻っています。珍しいクラシックカーや時計に目もくれず三輪タクシーに一目散、そんな予測に反して展示場に立っている姿は存在感と威厳さがあります。グリンー色の車体は当時緑のないヒロシマでひと際目立ち、力強さと優しさが漂っていました。博物館の人から触ってもいいですよ! 乗ってもいいですよ! 写真も撮ってもいいですよ! 全て優しいご配慮に心はワクワク、昔の友達に会ったような嬉しさと脳裡に当時の面影が浮かんできました。ついでに連れて帰ってもいいですか? そうだもうすぐトゥクトゥク坊やがやってくるのだ。    当時の我が家は7人の家族で子どもは5人でした。三輪タクシーは4人乗りです。後部の座席をのぞいてみるとレザーのベンチシート大人2人席に荷物と子どもが乗る小さなベンチもあります。七十年の時の流れが経っても高級感…

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春か来た♪ 春が来た♪ 山や里に来た♪

 高下谷の棚田には草木の新緑の芽が一斉に吹きだし生命感に満ち溢れています。 棚田からは・・・さあ! 春だよ! 農作業がはじまるよ! そんな声が聞こえてきます。 丘の先端にはクロガネモチの大樹が私たちの街を見下ろしています。クロガネも新たな新葉が芽生え出し、役割を終えた葉が風に舞いながら音をたてて落ちています。新旧交代の営みがはじまっているのです。 生まれ変わった幼い葉も生き生きと輝き、この一年間、威厳を誇って私たちの街を見守ってくれることでしょう。棚田では季節の訪れを忘れることもなく巡ってきているのです。 雨が降り出してきました。しばしのあいだ、農作小屋で雨宿りです。コンビニで買った大きなおにぎりを食べながら棚田を見ていると、雨雲が都会の方から迫ってきました。静かで幻想的な風景が醸しだされ、モノトーンの世界が自分が幼かった頃の記憶が呼び戻ってきました。     畑では大根の花や菜の花が満開です             雨と光が織りなす幻想的な世界  日本の自然が織りなす美しい四季や恵み、その自然は時に厳しい災害をもたらす地震や土石流となって私たちを襲います。このような自然の環境は世界的に見ても極めて稀な存在です。その中で暮らす日本の特愚性、その長い歴史の中で自然に人間の力がおよばない、日本人独特の自然観が育まれてきました。 それは自然を征服することではなく、自然の中に神の存在を認め崇拝しながら人々と共に助け合い、自然と共に生きて行くことでした。しかし、現代の私たちは人間…

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