カゴノキ(可愛いシカの子ども)に出会いました。

 広島市の元宇品島の海岸線や山路を歩いていると成樹の樹皮がまだらでシカの子どものような模様をした大樹を見つけました。 林間にあっても人目をひく木肌で、遠くからもその存在感があります。樹木名は「カゴノキ」でシカの子どもの柄から命名されたそうです。 むかし、宮島に行ったとに乳飲み子のシカがお母さんのお乳を飲んでいる写真を撮ったことを思い出し、確認をしてみると確かに小シカと親シカの身体の模様が違うことに改めて驚きました。 元宇品公園のご紹介・・・  広島市の平和公園から南に約5Kmのところに周囲3Kmの小さな島があります。その元宇品島は国有林全体が瀬戸内海国立公園となっています。島は自然観察教育林となっていますので是非、子どもと一緒に訪れて見てください。海岸線の園路には潮に強い植物や海の生き物、マグマの隆起による地層が現れ、波音と優しい潮風に吹かれながら散策が出来ます。山に入るとクスノキ、シイ、アベマキ、コナラ、等の原生林の面影を残す森となっています。 <<<ひげじぃ

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幼児期の感性は一生の宝もの

 「知る」ことよりも「感じる」ことが最も大切な幼児期、厳しい自然の中で順応に生きている植物の姿を紹介します。 神秘さや不思議さに目を見はる感性は、大人になっても美しいものを美しいと感じる感覚や新たな感動を呼び戻します。 それは人生の豊かな栄養となるようです。  幼児期に育った広島市にある小高い山「比治山」、原爆の爆風から少しは免れた比治山の東面にある町「段原」で育ち、比治山は幼児期の遊び場でした。久し振りに訪れた比治山の樹々を観察していると子どもの頃との感じ方との違いに驚きました。 ハゲ山は森になり、樹々は色々な表情を魅せてくれます。樹々の生命力、それぞれの「生き様」の姿に驚きながら一本一本の樹が合理的にそして個性的に生きています。 この歳になると樹の名前を覚えることは苦手となり、「樹々のそれぞれの生き様の姿」に感動し写真を撮ってみました。 枝分かれした枝が再び一緒に絡まって成長する    >>>ひげじい

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大きな石をハグしている優しい木

 森を歩いていると面白い木に出会いました。大きな石をものともせずに乗り越え、精一杯生きようとしているたくましい木です。木は力強く「生きる」生命力に充ち溢れています。じっと見ていると乗り越えたのではなく困難も受け入れ、大きな石を愛情のある優しさで抱きしめ、ハグをしているように見えます。石もその愛を受け入れ、苔の緑に包まれ何とも言えない幸せな雰囲気が森に漂っています。 見ようによっては、石のように硬い頑固なお父さんを優しいお母さんと子どもがしっかりとハグをし、家族の幸せな姿にも見えます。微笑ましくなってきました。 天空に向かって「未来に向かって」生き生きと生きるその姿に「生きる」ことへの拘りや受け入れることの優しさを自然の木から学び、感服させられました。 この木は・・広島県廿日市市極楽寺山にある憩いの森、蛇の池の北側で出会うことができます。 先日、比治山公園(広島市の町中にある小高い森)を散策していると不思議な面白い木を沢山見つけました。 次回にもお届けしますのでお楽しみにしておいてください。 チカチコのHP http://chica-chico.jp <<<ひげじい

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